カヌーやカヤック、パックラフトを楽しむためには絶対に装備しないといけないアイテムがある。
なかでも絶対に外せないのがライフジャケットだ。別名、PFD(パーソナルフローティングデバイス)ともいうが、別に格好つける必要はないので、ここではライフジャケット、またはライジャケと呼ぶことにする。
ライフジャケットは高価なものから安いものまで色々あるが、僕が買ったのがモンベルのライフジャケット「フリーダム」だ。
今回は川下りに必須の道具ということでモンベルのライフジャケットをレビューしていこう。
なんでモンベル?そりゃあコスパがいいからよ
川下りをするのに、ライジャケをつけないのは反則だ。ルール違反だ。命知らずの大馬鹿野郎だ。
ということで、カヌーやパックラフト遊びにはライジャケが必須アイテム。
何しろ、沈したときや流されたときに自分の命を守ってくれる重要な役割を果たしているのだ。
自分の命を預けるのに、二千円や三千円で売っているような安物のライジャケを選ぶ?
欅坂46風に言うと、「僕は嫌だ!」。
カヌー用のライジャケは、それ専用のものがある。
カヌー用に作られていないもの(釣り用やファミリーレジャー用など)は、パドリングの邪魔になる形状をしていたり、安すぎるものは浮力が十分でなかったりするのでオススメできない。
少々高かろうが、ちゃんとしたカヌー用のライジャケを身につけるべきなのだ。
ただ、自分の財布の中身をチラ見すると、隙間風がピューピュー吹いている状態。
出来るだけコスパが良くて、しかも信頼できるメーカーのライジャケを選ぼうってことになったのだ。そこで白羽の矢が立ったのがアウトドア界の良心、モンベルのライフジャケットだった。
モンベルは、品質が良いのに他のメーカーに比べて価格を抑えた商品が多く、まさに良心的な商品展開をしている。
さらにカヌーや沢登りなどのウォーターアクティビティ専用の道具やウエアを多く取り揃えている。
アウトドアメーカーの多くが、登山をメインとした品揃えを強化している中、モンベルは川用のグッズが多いのだ。
ライフジャケットも、「値段は安いのに品質は良い」と言うモンベルの良心が反映されているのだ。
と言うことで、モンベルの「フリーダム」を選んだわけだ。
モンベルライフジャケット「フリーダム」の使用感
モンベルのライフジャケットも、多くの種類がある。
その中で僕が選んだのが「フリーダム」だ。6,800円(税抜)という安さなのに浮力が8kgあり、沈しても安心。どちらかというと、入門用かな。
もっと高くて高機能なライジャケもあったが、それらはホワイトウォーター(激流)でも使える高機能なもので、僕のようなブルーウォーター派(激流は怖いし、のんびり下りたいハト派)には豚に真珠だろうと判断したのだ。
結果、フリーダムでも十分すぎるし、コスパ最強だった。
では早速着用感のレポートをしていこう。
(早速とは言いながら、ここまでにかなり無駄な文章を書いてきたような気がする。文章が長いのは僕の最大の欠点だ。)
まずは着用イメージから。恥ずかしいし、お目汚しになるので顔は隠してみた。
肩から脇にかけてスペースが十分空いているので、パドリングの邪魔になることがない。
フリーアジャストシステムで、XSからXXLサイズまで対応。サイズは肩、腹、腰の3箇所のベルトで調整できるようになっている。(肩部分は左右両方で調整可能)
カヌー(パックラフト)をしにきたのか、河原で酒を飲みにきただけなのか分からない写真だが、大体の着用イメージは掴んでいただいただろうか?
ちなみに僕はスマホを防水ケースに入れて首からぶら下げているんだが、ライフジャケットのベルト部分に挟むことができるので、便利だ。
背中も十分すぎる厚み。安心感あるけど、ちょっと邪魔かも
モンベルのフリーダムは、浮力が8kgあるだけに、厚みもそこそこある。
背中の部分も十分な厚みがある。
肩甲骨のあたりから腰まで、厚みのある背中の浮力体。
安心感があるが、パックラフトに座ると背中側がちょっと厚すぎるようにも感じる。
体型に合わせた調整をしっかりしないと、背中側がせり上がってパドリングがしにくくなることもある。
ちょっと邪魔にも感じるので、もう少し薄くてもいいかな。
でもまあ、前から後ろから、厚い浮力体に守られている感じがするので良しとするか。
実際、川に入ったところ十分な浮力があった。
これからカヌーやパックラフトを始める人や、安くて良いライフジャケットを探している人にオススメだ。
フリーダムの色展開について。なぜこの色を選んだ?
フリーダムには
- シアンブルー(CNBL)
- フレッシュグリーン(FRGN)
- サンセットオレンジ(SSOG)
の3つの色展開がある。
僕が選んだのはフレッシュグリーンだ。グリーンと言いつつ、黄色に近い色合いかな。
50歳のジジイが着用するにはかなり派手で目立つ色だ。
どうしてこの色を選んだかというと、転覆して川に流され土左衛門になった時に、この色だと目立つし発見されやすいんじゃないか?という冗談のような理由なのだ。
笑いたい人は笑えばいい(笑)。自分でも笑ってしまう(笑)。
でも、今でもそうなんだが僕は基本ソロツーリング(ボッチで寂しく川下り)派だ。
もしこの身に何かあれば、誰も助けてくれる人はいない。
小川の柿太郎の廻りで心臓発作を起こし、そのまま川に流されても誰も助ける人がいないのだ。
だから発見されやすい工夫をしておくのが、大人としての、いやジジイとしてのマナーなのだ。
そういうわけで、50歳がゆえに派手なフレッシュグリーンを選んだってわけだ。
パックラフトがブルーなので、このブルーとフレッシュグリーン(ほぼ黄色)のコントラストが鮮やかなのだ。これなら遭難しても誰かが見つけてくれるのだ。
ライフジャケットの活用方法を2つ紹介
ライフジャケットには、命を守るという機能の他にも、重要な2つの機能を有している。
そう、「浮く」というだけで高いお金を払うわけにはいかないのだ。
そこはモンベルも十分認識していることだろう。
その機能とは・・・
まず1つは、座布団になるという機能だ。
カヌーやパックラフトの川下りでの昼食のステージは河原だ。
当然、ゴロゴロした石があって快適に座れない。
ヘリノックスの椅子でも持っていけばいいんだが、泊まりでもないので大げさにしたくない。
そんな時は、ライフジャケットを広げるとあら不思議。
浮力体がちょうどいいクッションになって、快適なランチタイムを楽しめるのだ。
次は、枕になるという機能だ。
カヌーやパックラフトの川下りでの昼寝のステージは河原だ。
当然、ゴロゴロした石があって快適に眠れない。
サーマレストのマットでも持っていけばいいんだが、泊まりでもないので大げさにしたくない。
そんな時は、ライフジャケットを広げるとあら不思議。
浮力体がちょうどいいクッションになって、快適なお昼寝タイムを楽しめるのだ。
このように、ライフジャケットには様々な使い方がある。
「食べられないところはない」と言われる高級深海魚・あんこうのような存在なのだ。
まとめ
カヌーやパックラフトを安全に楽しむためには、ライフジャケットが必須。
車の運転時にシートベルトを着用するのと同じだ。
ライフジャケットにはいろんなメーカーのいろんな種類がある。
その中で僕が選んだモンベルの「フリーダム」は、良心的な価格のくせに品質が良くて大満足している。
当然、激流に対応したもっと良いライフジャケットもあるだろうが、このモンベルの「フリーダム」でも十分激流に対応できるんじゃないかな。まあそんな怖いところは行かないけど。
僕のような素人パックラフターにとっては、入門用ライフジャケットとして最適解だった。
入門用とは言っても、多分10年以上は使えると思う。オススメのライジャケだ。
モンベルのフリーダムは、直営店でも買えるし、ネットからでも買える。
ちなみにモンベルの通販サイトのフリーダム販売ページはこちらから。
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