和歌山の清流で絶対に欠かせない川がある。
それは赤木川、大塔川、小川の3大清流。
大塔川の川下り記録は先日公開したので、ぜひ見てね。
さて、大塔川より前に、実は2019年5月6日に和田川と赤木川を下っている。
そこはまさに超絶清流が織りなすワンダーランド!
清流を表す言葉に「ブルー」を名付けるというのがあって、全国的には「仁淀ブルー(仁淀川・高知)」「銚子川ブルー(三重県)」「阿寺ブルー(阿寺渓谷・長野県)」なんかがある。
赤木川は、それらの清流ブルー軍団に勝るとも劣らない、いや、もしかして勝ってるかも、と思わせるブルー度合い。
まさに「赤木ブルー」が僕の眼前に展開されたのだ。
入川道からテンションMAXの清流度!
赤木川は、熊野川の支流で、その赤木川の支流に和田川がある。
瀞峡ジェット船乗り場をちょっと南下すると、赤木川の清流が現れる。
赤木川沿いに車を走らせ、橋を超えたところの堰堤前で折り畳み自転車をデポ。
さらに上流に向かって走ることしばし。
すると小口キャンプ場が見えてきて、ここから上流が和田川になるのだ。
和田川沿いの車道を慎重に走り(車の対抗ができないくらいの狭い道)、「古所の谷口」入川道に到着。
ちなみに、和田川沿いはこのような入川道がいくつかある。
鮎シーズンの6月になると、多分鮎釣り師でいっぱいになるんだろうなー。
僕が行った時は「古所の谷口」の看板が壊れて倒れていた。
さて、その入川道から下を覗いたのがこの写真↓
いざ、和田川へ
いそいそと入川道を降りてパックラフトを膨らませ、まずは写真撮影と黄金水(ビール)を体内に注入。清流祭りの準備開始だ。
この日の赤木川の水位は0.36m。和田川はその上流になるので、水量は少なめかな。
パックラフトの底を擦って、ライニングダウン(カヤックを引き連れて川を歩くこと)が多め。
正直、和田川の3割くらいは歩いてたんじゃないかな。
それでも超絶清流だからニコニコで川を歩く51歳のジジイ。
大塔川のような大きい瀬はなく、まったり、ゆったりと超絶清流を味わえるのだ。
和田川の超絶清流!
淵のところは、水深3メートル以上はあろうかと思うところでも、スッケスケの透明感。
ふわっと浮いているような浮遊感を味わいながら川下り。
浅いところは感動的に透明のスッケスケ。
ということで、ちょこっと動画もご覧ください。
場所によっては、川面の色がこんな風に変化↓
赤木川に合流。赤木ブルーの異次元世界を堪能。
和田川をのんびり下っていくと、右手に小口キャンプ場が見えてくる。
ここは和田川と赤木川、小口川が合流する地点。
左に向けて漕ぐと赤木川になるのだ。
赤木川は、和田川よりも水深が深く、かなり漕ぎやすくなって快適リバーツーリングだ。
でも清流度は変わらずスペシャルクラス!
正直、あとで撮った写真を見たところ、和田川と赤木川の区別ができなかったので、どっちがどっちか、正確じゃないかも。
超絶いいかげんな性格なので、お許しを。
まあとにかく、これが赤木(和田)ブルーだ!
あ、ちなみにこの呼び方、僕が勝手に言ってるだけで正式な呼び方じゃないんで、ご了承ください。
(クリック(タップ)すると大きな写真になります)
こんな写真があれば、僕の下手くそな文章なんか必要ないんだけどね。川下りをしながら、ただただ感動のため息。
こんな素敵な川を漕げることの幸せを感じながら、のんびりと下っていったのだ。
ゴール近くになっても、この清流度。↓
最後は堰堤の手前で河原に上陸。
デポしていた自転車で約30分かけてスタート地点まで戻った。
実はこの時が折り畳み自転車のデビュー戦。
自転車にお金はかけなかったので、ホームセンターの9980円の格安折り畳み自転車(変速機はもちろん無し)。
まじで後悔した(笑)
20インチの変速機無しの自転車で、上り坂中心の道を30分は、51歳のジジイにはちょっとキツかった。
しかも背中にはパックラフトとパドル、ライフジャケットをバックパックにくくりつけて、まさに祭りの最中という出で立ち。
賑やかな神輿を背中に担いで、一人ワッショイワッショイと、上り坂を漕いで行く。
途中、何台かの車に出会ったが、皆さんカトちゃんばりの二度見をかまして去って行った。
「ゼーゼー、ハアハア、俺51歳やで・・・・」
と若干虚しさを感じたところでスタート地点に。
まあなにはともあれ、ソロでの川下りには折り畳み自転車は最高の相棒だ。
これから買う人は、くれぐれも変速機能付きか、電動アシスト付きを買うようにしてくださいね。
まとめ
和田川からの赤木川下り。
まさに評判通り、いやそれ以上の清流っぷりに、51歳のハートが射抜かれた。
こんな綺麗な川、なかなかないと思いますぜ。
古座川の支流の小川も下ったし、大塔川も下ったけど、そのどれもが甲乙付け難い清流さ。
こんな清流が和歌山には3つもあるというのは超贅沢だ。
いや、まだ僕の知らない清流があるかもしれないけど。
清流度では、大塔川に軍配があがるかもしれないが、「赤木ブルー」の色合い、渓谷美、川の穏やかさなどで、和田川・赤木川は僕の中でナンバーワンだ。
何度でも行きたくなる、最高の清流だった。
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