太ったからか? 太ったからなのか?
パックラフトの川旅用に買った椅子が、僕の体重に耐えかねて?壊れてしまった。
僕の椅子というのは、ソロキャンプ用の椅子として大人気のヘリノックス。
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のパチもんで、中華製のヘリノックスそっくりチェア。
ヘリノックスのチェアワンが11,500円もするのに対し、僕の中華製チェア(Moon Lence)は、なんと2,699円という破格の安さ!
密林には、ヘリノックスにクリソツな中華チェアがこれでもか!というくらいに幅を利かせているのだ。
昨年11月の川旅にも活躍し、僕のソロキャンプ必携の一品として、これからも活躍し続けてくれるはずだった。
このチェアは、150kgの荷重にも耐えられる、超耐久性のある椅子という触れ込みだった。
しかし、壊れてしまった。
いつの間に、僕の体重は150kgを超えていたんだろう?
それとも使い方が悪かったのか?
今回の記事は、
ヘリノックスに似てるし、超安いから買っちゃおう!
と思っているそこのアナタ!
アナタに対して「チョ・マテヨ」と立ち止まって考えてもらうために書くものである。
僕と同じ過ちを繰り返さないためにも・・・・
フレームの受けの部分が裂けてしまった
このチェア、1シーズンに数回キャンプで使用するというのが本来の使い方だと思う。
でも僕は、「自宅の部屋でもアウトドア気分を味わいたい!」という身勝手な理由から、川で使うだけでは飽き足らず、自分の部屋でも毎日2〜3時間は座り続けてたんだよね。
ローテーブルとのバランスも丁度良くて、ずっとたたまずに座り続けてたわけ。
Moon Lenceさんからすれば、「いや、そういう使い方想定してないから。家の中でずっと座り続けるなんて、バカなの?」ってところだろう。
で、案の定。
数日前にポールの受けの部分が避けて穴が空いてしまったのだ。
こうなると、ポールを受ける事ができないので、まともに座ることができないのだ。
本来の姿は、こんな感じ↓
ポールを受けるポケットの部分は、結構耐久力ありそうな感じだったんだけどね。構造上、荷重が集中する部分だから、仕方ないのかな。
補修しようと色々やってみたんだけど、無駄な努力だった。
この椅子は、アルミポールに布製の椅子部分を取り付けるだけというシンプルな吊り下げ構造なんだけど、1箇所だけでも受け口が破れて穴が空いてしまうと、体重を支えられなくなって、座ることができない。
このように、背中を支える部分が下にずり下がってしまってるので、使い物にならなくなった(泣)
お尻の部分も下にずり落ちて、下側のポールに当たって痛い・・・
原因は、長時間座り続けたこと?
こうなった原因は、やっぱり長時間座り続けたことなんだろう。
普通、1シーズンに5回キャンプをするとしよう。1回のキャンプで座る時間は、4時間位というところか。すると1シーズン合計で、20時間くらいの使用頻度になる。
でも僕の場合、今年の1月から今まで、ほぼ毎日3時間位この椅子に座り続けていた。
4ヶ月だから、約120日。これに3時間を掛けると、360時間。
普通の使い方の18倍も長い時間、座っていたことになる。
もうね、破けて壊れても仕方ないよね、て話だ。
と、いうわけで、この手のアウトドアチェアは長時間自宅の部屋で座り続けるもんじゃないよ、というわけだ。
ただ、ちょっと気になる不具合情報も・・・
僕の場合、長時間座り続けたことで壊れたと思うんだけど、Amazonのレビューを見ると、僕と同じような壊れ方をしている人が、少なからずいたんだね、これが。
などなど。
他にも、椅子の布地が硬すぎてフレームに入らないとか。
個体差もあると思うんだけど、やっぱり値段相応ってところもあると思いますぜ。
とはいえ、軽くてコンパクト。川下りにはコスパに優れたチェアだ
僕のは残念ながら壊れてしまったけど、使い方に気をつければ、軽いしコンパクトだし、バックパックに入るので、川下り&ソロキャンをするにはコスパに優れたチェアだ。
重量は、わずか907g!
指一本でひょいと持ち上げられる軽さだ。このコンパクトと軽さは、かなり魅力的だ。
しかも安い!
なにしろ、2,699円でっせ!安すぎまっせ!
本家のヘリノックスのほうが、もしかして耐久力があるのかもしれない。
でも椅子に1万円以上だして、もし同じように壊れたらダメージが大きい。
そう考えると、「何回か使って壊れたらそれでも良いや!どうせ2,699円だし」
と考える超太っ腹な人には、なんの問題もない高コスパのアウトドアチェアだ。
・・・まあ、そうは言ってもね。
道具ってのは壊れずに何年も大事に使い続けられてこそ、価値があるってもんだ。
すぐに壊れて、すぐに買い換えるってのは、環境にも優しくないしアウトドアの考えとは相反するところがあると思う。
安いのは大変ありがたいんだけど、もう少し長持ちするように作って欲しいよね。
僕なんか、ロゴスのウイングタープを20年も使ってるんだから。
結局、新しいチェアを発注!
それで結局どうしたかというと、新しいチェアをポチりましたよ。(結局買うんかいっ!)
今回は、部屋の中で使うという完全インドア目的で。
アウトドアチェアを、インドア用に使うという訳のわからない使い方になるんだけど(笑)、この手のチェアって、包まれ感があってリラックスできるんだよね〜。
でもヘリノックスは高くて手が出ないし、MoonLenceをはじめとする中華チェア軍団は耐久性で不安がある・・・
で、白羽の矢が立ったのが評判がめちゃくちゃ良くて、なんとお値段3,981円という安さ。
それがコールマンのヒーリングチェアだ!
コンパクトに分解できないし重い(2.5kg)ので、川旅のお供はできないんだけど、部屋でくつろぐためのチェアとしてはコスパ抜群。安心のコールマン。
ということで、コールマンのヒーリングチェアについては別記事でレビューしてます!
最後に
なかなか珍しいんじゃない?
「商品を買ったよ〜!開封の儀だ!!」とか「この商品、めちゃくちゃ良いぞ!」
というレビューは数多くあるけど、
「商品が壊れたぞ!」というレビュー記事(笑)
なかなか珍しいと思いまっせ。
まあ、ここまで書いてきたとおりだけど、壊れたのは僕が酷使したってのもあると思う。
年に数回のライトな使い方なら、コスパも高いし、良いチェアだと思いますぜ。
(ま、それでも耐久性にはちょっと難ありってのは正直な感想だけど・・・)
ということで、飛行機の隣の席にめっちゃ太った人がいて、体が曲がったままになっているムッタの気持ちがすごく分かった、みっちーがお届けしました。
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