古座川リバーツーリング紀行【中編】。豊かな時間の流れの中で。

川下り体験記

いつもボッチの僕がついに仲間を得、「カヌー同好会」(二人だけだけど)を発足した記念の日。

前編では、新しい仲間であるアラブの王族・ムハンマドOに関する、とっても無駄な記事を書いてしまったが、いよいよ中編では古座川の素敵なリバーツーリングの模様をお届けしよう。

前編でちょっと書いた「まさかこの後、大惨事が待ち構えてるとは思いもしないで・・・」という一言が、気にならないではないが・・・

古座川リバーツーリング紀行【前編】。ついにカヌー同好会始動!
僕は基本、ソロツーリング派(ボッチで寂しく川下り)だ。 でもそんな孤独な男にも、ついに仲間が出来たのだ! その男こそ、この記事で「陰毛のような髪の毛」を堂々と披露したムハンマドO、その人である。 ムハンマドOという男 ム...

ではいつものように曖昧な記憶とともにお届けしよう!

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一枚岩での厳かなる進水式【令和初川下り進水の儀】

2019年5月12日(日)。
元号が「令和」に改められ、新しい世がスタートして早12日。
令和初の記念すべき川下りが、奇しくもムハンマドOの川童貞卒業の日と相成った。

アラブの王族であるムハンマドOも、令和の世を祝うための儀式に望むこととなった。
それがムハンマド一族に代々伝わる厳かなる儀式「令和初川下り進水の儀」である。

これからの航海の安全と一族の繁栄を祈る、非常に大事な儀式なのだ。

その進水の儀に望むため、オークワ串本店で聖なる酒を調達。
この日がデビュー戦となる彼の相棒「INTEXエクスカージョンプロ」を一枚岩前の河原に鎮座させた。

ついに処女航海を行うこととなったINTEXのインフレータブルカヤック。期待と気体で船体はパンパンである。

おもむろに「聖なる酒」を頭上に捧げるムハンマドO。
いよいよ神聖なる「令和初川下り進水の儀」が始まった。

厳かなる雰囲気の中、相棒であるカヤックのバウ(船首)に聖なる酒を振りかけたのだ。

彼が持っている聖なる酒は、オークワ串本店で調達した紙パックの安ワイン。
それを、ジジイのションベンのようにチョロチョロと船首に垂らす船主。

はっきり言おう。

 

 

 

ショボい!ショボすぎる!!

 

 

もっとこう・・・ドンペリとか無いの?アラブの王子なんだから。
紙パックのワインって・・・・。

あまりのショボさにしばし呆然。
まあ、このワインを買ったのは僕なんだけど・・・
川下りをする気力が一気に失われ、こうなったら宴会じゃあ!とばかりに「令和記念ビール」で乾杯。

右にあるのが儀式で使った安ワイン。あまりにしょぼかったので、穴埋めとして令和ビールで乾杯だ。

ちなみにこの令和記念ビールは、行きつけのスナックの天海Mちゃんからの差し入れなのだ。
天海祐希にクリソツな美人なので、「天海M」と呼ぶことにする。

ムハンマドOといい、天海Mちゃんといい、白髪まみれの51歳の周りは、美男美女で固められているのだ。

令和を寿ぐスタート前の宴会。もうここで居座ってもいいんじゃね?ていうか、この写真何回使い回ししてんのよ。

さて、ここまで読んだ読者諸氏はきっとこう思っているはずだ。

 

早く川を下れ

 

と・・・

一枚岩を出発!リバーツーリングの始まりだ

やっと、ついに、いよいよ、古座川リバーツーリングの始まりである。

ちなみに僕は2人以上での川下りは、ファミリーで古座川をレンタルカヌーで遊んで以来。
何より「便利だな〜」「楽だな〜」と思ったのは、食材や飲み物などはすべてムハンマドOのカヤックに乗せてもらったことだ。

いつもはバウ(船首)にバックパックをくくりつけているが、今回は荷物なしで川下りだ。めっちゃ楽。

ムハンマドOのカヤックは2人乗りなので、荷物がたくさん載る。クーラーボックスに宴会道具を積んでもらった。

バックパックは、ムハンマドOの車にそのまま置いて来た。
ソロツーリングでは考えられない楽な軽装備で川下りができるのだ。

こうしていよいよ、ムハンマドOの川童貞卒業の瞬間!

満面の笑みで初カヤック。石油を掘り当てた時でも、こんな笑顔を見せることはないだろう。

すでにムハンマドOのファンもいることだろうから、動くアラブ王子もお見せしよう。

方言丸出しで嬉しそうに一枚岩前のトロ場で一心不乱にカヤックを漕ぐムハンマドO。少年のようなキラキラの笑顔を見せる。

僕は「よかったな、よかったなムハンマド・・・・」

と涙を禁じ得ない。

さて、古座川は一枚岩のあたりはそんなに超清流!って訳でもなく、若干ささ濁りしているような感じになっている。
これはいつ来てもそんな感じなのだが、下るにつれてだんだん水が澄んでくるという川だ。

特に明神橋のところで小川に合流すると、小川の超清流が流れ込んでくるので、水が澄んでくる。

顔が影になっていて見えにくいので、一大決心で顔を晒してみた。

ソロツーリングだと、いっつも川の写真ばかりだが、2人だと漕いでいるお互いの姿を撮れるのが嬉しいところだ。
おかげで我がブログにも、やっと人の気配を出すことが出来た。

豊かで静かな時間を過ごす。やっぱり古座川は最高だ。

一枚岩に別れを告げて、ゆったりとリバーツーリング。
きつい瀬もないし、綺麗な風景にうっとりしながら川下りを楽しむ。

穏やかで綺麗な流れ、「日本の桂林」とも称される豊かな自然景観。
その中を音もなくスーッと流れる2艘のカヤックとパックラフト。
実際は2人とも素人なので、バシャバシャとうるさい川下りだが・・・

やっぱりいつ来ても、古座川は最高だ。

この日はゴールデンウィーク明けだったからか、日曜というのに川下りを楽しんでいるのは僕たちだけという贅沢さ。

この豊かな景色と時間を独占できるのは、本当に贅沢なことだと思うのだ。

鏡のような水面をスイーっと滑るように進むカヤック。静かで豊かな時間が過ぎてゆく。

僕も含め、現代人は何かと忙しくて時間が足りない。
仕事や生活など、いつも何かに追い立てられるように時間が猛スピードで流れていく。

でも川にパックラフトやカヤックを浮かべ、ゆったりとした流れに身を任せると、時間の流れがゆっくりになる。

その感覚の中に身を置くと、お金や地位や名誉なんていう価値観は、とても矮小なものに見えてくる。

川の流れに揺られながら、ゆっくりと空を眺める静かな時間。

それは少年の日、友人たちと夕日をボケーっと眺めながら過ごした、あの永遠とも思われる時間を思い出させてくれるのだ。

こんな豊かな時間を過ごせるのは、一番の贅沢だと改めて思った。

これ以上ない笑顔で初川下りを満喫するムハンマドO。せわしない日本じゃなく、ゆったりとしたアラブの時間の流れを思い出しているかのようだ。

さすが清流・古座川。川底までスケスケの流れでテンションはいやがおうにも上がってくる。

初心者のくせに、上手なパドルさばきを見せるアラブ王子。さすがホルムズ海峡の荒波に揉まれているだけのことはある。

次回、いよいよクライマックス突入。大惨事の真相とは!?

さて、またもやムハンマドOが行った無駄でしょぼい儀式のせいで記事が長くなってしまった。

本来、前編・後編の2記事にしようと思っていたのだが、構成力の無さとムハンマドOのせいで前編・中編・後編の3部作になってしまうことになった。

今回の古座川リバーツーリングの記事は、つまるところ

ムハンマドOと言うアラブの王子が仲間になったよ。
古座川はやっぱり、綺麗で素晴らしい川だったよ。

と言う、たった2行の46文字で事足りるのだ。
わざわざブログにしなくても、Twitterで呟いても良いくらいのスカスカな内容なのである。

しかしこの46文字を3回分の記事に膨らませてしまうのが、僕の特技なのだ。

さて、前編で書いた大惨事は、結局この回でも回収できなかった。
実は、この回でもなにげに大惨事への伏線を張っているのだが、気づいた人はいるだろうか?

と言うことで、次回はいよいよ最終回。
お楽しみに〜!

古座川リバーツーリング紀行【後編】。ニワトリが先か、僕が先か。
「ニワトリは3歩歩くと忘れる」という言葉がある。 しかし、すぐに物忘れをするのはニワトリだけの特権ではない。人として生まれて51年。 「あなたの特技はなんですか?」と面接官に聞かれたら、「2歩歩くと忘れてしまうことです」と即答するだ...

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