真夏の和田川・赤木川をリバーツーリング。オヤジのワクワク夏休み。【前編】

和田川の清流川下り体験記

冒頭の写真から、和田川の清流である。

「超絶」「傑出」「卓越」「突出」・・・どの言葉にも当てはまらないほどの超絶な清流(当てはまってるやないか 汗)が、僕を待ち構えていた。

時は2020年8月9日・10日。
1泊2日の豪華絢爛たる「川旅」を堪能してきたのだ。
世の中、GO TOトラベルキャンペーンが始まっている中、一銭もお金を使わない「河原での野営」で経済を回そうとする52歳のオヤジ。

このくらいの歳のオヤジなら、高級リゾートで夏休みを満喫しても良さそうなものだが、僕が選んだのは「ただの河原」なのだ。だってその方がワクワクするんだもん!

今回も構成力の無さのため、前編と後編の2部構成でお届けする。
ということで、前編行ってみよう!

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こんなところまでファミキャンが進出・・・

いつ以来だろう。
お盆の時期に完全にフリーな体になったのは。。。

いつもはこの時期、盆踊りの準備や林間学校に忙殺されて、遊ぶ時間がほぼ取れないのだ。
ところがクソッタレのコロナ(長渕調)のおかげで、盆踊りも林間学校も中止。
完全フリーな体になった僕は、52歳の夏休みを一番好きな川で過ごすことに決めた。
一人旅だし、たぶん誰にも会わないのでコロナ対策もバッチリのソロツーリングだ。

和歌山でナンバーワンの清流と名高い(僕が勝手に言ってる 笑)、和田川・赤木川コンビだ。
夏にこの川に来るのは初めて。

というわけで、8月9日に赤木川のゴール地点に到着。

赤木川ゴール地点

久々の赤木川。夏の日差しが眩しいぜ。

ここに折り畳み自転車をデポし、スタート地点の和田川をめざす。

いつもの「古所の谷口」入川道へ到着して、びっくりしたね。
人がいるんだもの!

今まで何度も和田川に来たけど、この入川道で人に会ったのは初めてだったので、びっくり仰天なのだ。しかもファミリーキャンパーさん達ではないか!

こんな超マイナーな場所まで、ファミキャンの人たちが来るようになったのか!?
どこでこの場所の情報を仕入れたのだろう・・・
と、コチラがオドオドする始末。

ということで、いつものスタート地点の河原にはすでにファミキャン(多分デイキャンプ)の人たちがタープを張って、BBQの準備をして、子供達は泳いで・・・

という宴の最中に突入することになった。
緊張のあまり、河原に降りるちょっとした崖で足を滑らせ、盛大に「おおおおっ」とずり落ちて、ファミキャンの人たちの失笑を買ったのは言うまでもない。

いよっ!待ってました!お馴染みの超絶清流!!

そんなわけで、いそいそとパックラフトを膨らませ、写真を撮る間も無く出発したのだ。
こんな慌ただしい出発は初めてだった。

しばらく漕いでからやっと撮った写真がコチラ↓。
和田川の清流

和田川

相変わらずのスケスケ清流っぷりに、ニヤケが止まらない。
しかも夏だ!
すでに夏の古座川で一夏の経験を済ませて一人前のオトコになっている僕は、さすがに落ち着いたもので、夏の日差しを浴びてキラキラ輝く水面をゆっくりと眺め、悦に入るのだった。

鮎釣りシーズン真っ只中だったので、今までは夏の川下りを敬遠してたんだけど、この日の和田川で出会った釣り師は1人だけ。やっぱりコロナの影響もあるのかな・・・

川下りには、ホワイトウォーター(激流のことね)を漕ぎ抜けるアクティビティとしての楽しみもあるんだけど、僕は「のんびり川旅」が好きなので、激流や瀬がなくても大満足。

むしろ、スケスケの清流をうっとりと眺めたり、パックラフトに寝転んで空を眺めたり、ゆっくり川下りをすることが最大の愉しみなのだ。

和田川の川面

川底まで透き通っているので、夏の日差しを浴びて影がくっきりと。

和田川

何とも形容のしようがない、自然だけが出せる色で輝く和田川。

この川は何回来ても、ちょっと信じられないような美しさで、僕の心を奪う。
しょぼいiPhone8で撮った写真では伝えきれない自然の神秘。

本当の美しさを持つ、今や絶滅危惧種となった「本物の清流」なのだ。

和田川渓谷

渓谷と清流が織りなす絶妙の世界観。穏やかな川だが、決して飽きることがない。

そしてこれが冒頭の写真。僕のTwitterで最大の「いいね」をもらった奇跡の1枚だ。↓
(最大といっても、しょぼい数字だけど💦)

和田川の清流

もうこれね、実際にこの目で見た時は「あれ、俺いつの間に極楽浄土にやってきたんだろ?」と目をゴシゴシしたほどの衝撃だった。

まさにこの世のものとは思えない美しさを見せつけてくる和田川。
何回来ても、僕の心を鷲掴みにする憎いやつなのだ。

あ、ちなみに2020年の6月ごろからTwitterなるものを始めた。
トランプ大統領がしきりにTwitterでいろんな悪態をついているので、「俺も!」と思ったのがきっかけだ。
興味がある人は、フォローしてもいいよ。
ていうか、フォローしてくれたらめちゃくちゃ嬉しいんで、お願いします!フォローしてください!!

和田川の美しさ

場所によって様々な色に変化する川面。僕の心を鷲掴みにするニクイやつ。

和田川

渓谷ならではの風景。人の気配をまったく感じない。

動画もちょこっとどうぞ。

和田川ダウンリバー2020年8月

夏の川旅は、やっぱ潜らないとね!

夏の川旅の醍醐味は、なんと言っても川に飛び込んだり潜って遊べることだ。
ということで、和田川を味わい尽くすために潜ってみた。

和田川を潜る

和田川の水中

先日、一夏の経験で潜った古座川に比べ、段違いの綺麗さ。

梅雨の合間の古座川ダウンリバー 〜52歳、ひと夏の経験〜
パックラフトを始めて3年目の夏がやってきた! といっても、実は僕は夏に川下りをしたのは数年前に家族でレンタルカヌーをして以来。 パックラフトでは、夏未経験というウブな男だったのだ。 毎年この時期は盆踊りの準備や林間学校なんかで色々...

古座川の名誉のために言っておくと、あの時は梅雨の合間で濁ってたからね。
でもやっぱり和田川は綺麗!
上の写真は、流れのない淵に潜って撮ったんだけど(しかもiPhone8)、流れのあるところだともっと透明度が上がるだろうね。

ちなみに僕は、川を潜る時のマイルールを持っている。

  • 流れのないトロ場であること
  • 清流であること
  • 川幅が狭い場所であること
  • 増水の危険がない気象条件

50歳を超えると体力的に無茶できん。
「ご安全に」をモットーにしてるチキン野郎なので。

それにしてもやっぱり、夏の川旅は最高だ。
単に川を下るだけじゃなくて、潜ったり泳いだりして川を堪能できる。
この日は幸い?鮎釣り師がほぼいなかったので、気兼ねなく川下りできたのも良かった!

潜った時の動画がこちら↓

和田川を潜ってみた

52歳オヤジの充実ボッチ旅。

似たような写真ばっかで恐縮だが、和田川の美しさを少しでも伝えるために、いくつか写真を貼っておく。

和田川

和田川

和田川

ということで、52歳オヤジの夏休み。
いつものごとく「ソロツーリング(ぼっちで寂しく川下り)」だったのだが、52歳にしてこんな充実した体験ができることにしみじみ感謝しつつ、本日の宿泊地である河原ホテル(料金:無料)に到着したのだった。

和田川の河原

ここを本日のキャンプ地とするっ!と、一人大声で叫んでみた。

前編まとめ

ひとりで川旅をしてるって言うと、決まって返ってくる言葉に、

「怖くない?」
「寂しくない?」
「危なくない?」

というのがある。

一人で遊ぶことは日本人の価値観に合わないのか? (笑)。
確かに、怖い時もあるし、寂しい時もあるし、危ない時もある。
でもそれらを超える「圧倒的自由」が、一人旅にはあるんだよね。

ただし「すべて自己責任だ!」というのは、無責任の極みだと思うので、一人旅の時は普段よりも慎重に行動している。特に危険性を極力排除する慎重な行動が大切だと思ってる。
仲間がいるなら、ある程度安心して沈(転覆)できるけど、一人だと沈することはかなりのリスクになるのだ。誰も助けてくれないからね。
(と言いつつ、大塔川の急流に一人でチャレンジしたりしてるけど 汗)

と偉そうなことを言ってるんだが、実は前回の古座川のテント泊の時に体験した恐怖な夜が再びやってこないか、めっちゃ怖くてビビってるんだけどね(笑)。

晩秋の古座川でリバーツーリング&テント泊。川旅のロマンを堪能してきた。【後編】
「川旅」 これほど男の浪漫を端的に表した言葉があるだろうか? カヌーの神様であり、リバーツーリング界のカリスマである野田知佑さんは、名著『川へふたたび(小学館文庫)』の中でこう述べられている。 確かに川旅は「男の世界」...

悪友のチャイナスキーSが、「恐怖動画をいっぱい送るから、楽しみにしとけ!」って言ってたような気がするし・・・

ここまでは珍しくハプニングなしの平和な川旅だったが、後編ではどんなハプニングに見舞われるのか?

ということで、真夏の和田川・赤木川リバーツーリング、後編に続きます。

後編はこちら!

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