カヤックやパックラフトをやってる人で、この川を下ったっていう情報は、ほぼ見かけない。
超マイナーなんだけど、超清流と噂される「太田川」(那智勝浦町)。
そのマイナーな超清流を9月27日に下ってきたので、サクッとレポートする。
最初に断っておくけど、前々日の9月25日に大雨が降って、太田川が氾濫危険水位に。
その2日後の出撃だったので、濁りまくってて、「え、清流じゃなかったの?」と肩透かしを喰らった。
だから本来の太田川のキレイさを伝えるために、後日もう一度チャレンジしようと思っているのだ。
そのため、今回はサクッと短く紹介する。
というわけで、行ってみよう!
驚愕!南紀熊野の川の回復力
かなり迷ったんだよね。だって、前々日に氾濫危険水位になるほど大増水してるんだもの。
しかーし!
熊野の川を舐めたらいかん!!
その翌日にはすでに水が引いて、通常の水位になっていたのだ。
アントニオ猪木の回復力をも上回る驚異のスピードで回復する太田川。
熊野の山々の豊かさが、太田川にかからわず、この地方の川を豊かなものにしてくれてるんだろう。
今回は初めての川なので、ゴール地点に車を止めておき、自転車でスタート地点を探りながら上流へ向かうことにした。
ここから上流まで、のんびりと自転車を走らせる。
今回のルートはきつい登り坂はほとんどなく、のどかな田舎道をニコニコ顔でスタート地点を探す。
すると、堰堤のちょっと上流にいいスタート地点を発見。
いざ、太田川を初漕ぎ
すぐ下流に堰堤があるので、そこまでパックラフトを担いで移動。
堰堤を乗り越えたところで乗り込む。ここからゴールまで、約7kmのコースだ。
水は見事に引いて、通常水位になっている。
でもさすがに一昨日の大増水のせいで濁りまくっている。ただ、濁ってても茶色い濁流になっていないのがすごいよね。
濁っているのは残念だけど、濁りが取れるとすごい清流なのはわかる。
これは絶対、後日再チャレンジだ!と思いながらのんびりとダウンリバー。
流れは全体的にすごく穏やか。瀬という瀬はほとんどないのだ。
ただ1カ所だけ、このような瀬があるので要注意だ。↓
(動画の最後がクルリンとなっているのは、ごめんなさい)
この動画は、瀬を超えた下流から撮ったんだけど、落ち込みもあってちょっとだけスリルがあった。
この日はちょっと水位が高めなので、スルッと瀬を超えられたけど、普段の太田川はもっと水位が低いと思うので、もしかして底つきするかも知れない。
ここでナラヨシで覚えたスポットプレイで遊ぶ、調子乗りの素人野郎(笑)。
瀬のところまで遡上して、サーフィンして遊んでた。
のんびり癒されながらのダウンリバー
1つだけの瀬を超えると、あとはひたすら穏やかな流れが僕を優しく癒してくれた。
穏やかさでは、古座川本流を超えるかも知れない。
かといって流れがないわけじゃなく、ゆったりと流れてくれるので、懸命に漕がなくても進んでいく。
今日は濁っているけど、この濁りが取れたら、もしかして赤木川なみの超清流が出現するかも知れない!
穏やかさとキレイさと。
それはまるで綾瀬はるかのように(みっちー調べ)・・・
太田川は、究極の癒しの川として、すごいポテンシャルを秘めているかも知れないのだ。
トロ場では、久しぶりにパックラフトに寝転んでまったりする。
「そういや、先週はナラヨシで激流を漕いでたよな〜。あんな怖いこと、もう嫌だよ。」
と、あっという間にいつものチキン派のんびり野郎に逆戻りなのだ(笑)。
写真を対比すると、それぞれの川の特徴が分かって面白い。
ナラヨシでは空を見上げる余裕なんてなかったが、今回はパックラフトに寝転んで空を眺めながらユラユラと。
※筆者注
決してナラヨシが嫌いになったわけじゃないです。ホワイトウォーターも大好きになったので、また行きますよ!(U山さん、誤解しないでね)
ちなみにお昼休憩だが、早めに上流域でのんびりする方が良いかも知れない。
下るにつれて、木陰のない河原になるので、タープがないとめちゃくちゃ暑いと思う。
約7kmの短めのコースだったので、わりと早めにゴール。
のんびりと穏やかな川の流れに身を任せながらの、テレサ・テン的なダウンリバーだった。(意味不明 笑)
まとめ
ということで、サクッと太田川のダウンリバーレポートでした。
とにかく流れが穏やか。
この日は濁りまくっていたけど、普段は絶対に超清流!
というか、熊野の川で汚い川ってないから。
絶対に再チャレンジを誓った、癒しの川でした。
でも那智勝浦町って、遠いんだよな〜。自宅から片道3時間以上かかってしまう。
まあ遠い方が、旅感を感じられていいんだけどね。
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